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KING OF LEATHERの愛用させていただいている革は 日本最高級である栃木レザー(株)のレザーを使用しています。 海外の皮革でも良いものはたくさんあります。 しかし日本という国のこだわり、精密さは他の国に絶対負けないものがあります。私はそういった大和魂を愛しています。
革というものは牛でいうと背中を半分に切った「半裁」という状態で売られているものがほとんどです。
その半裁に型紙を記して裁断していくのです。
革というものは繊維の向きがあります。その向きや繊維の流れをしっかり頭に入れて製品の型を取ります。折ったり伸ばしたりする部分には、曲がりやすい伸びやすい繊維をもってきてやるといった感じです。
革を裁断するときは革包丁というものを使用します。カッターでは断面が直角になりません。上手に裁断するには研ぎ澄ました革包丁、ぶれない手と呼吸が必要なのです。また細かいデザインの裁断は非常に難しいですが、様々なポンチや穴あけツールを使い綺麗に裁断していきます。直角に裁断された革のコバはとても綺麗です。
革の裏を床といいます。この床は何の処理も施さないとザラザラして繊維がほつれてきます。 ですので薬剤を塗布し繊維方向にガラス版を使って磨きます。そうやって1枚1枚の革を綺麗に処理しています。
革を漉くというのは革を削いで薄くすることをいいます。革製品の出来栄えを大きく左右するこの工程は、非常に難易度が高いのです。
革というものは単純に合わせて縫っていくとどんどん厚くなります。革と革がぶつかる部分を0.1mm単位の厚さに調整して漉いていきます。手作業でやっていた時期もありましたが、この作業ばかりは機械にかないません。当ブランドではNIPPYの革漉き機を導入しています。
手縫いといっても革に針を刺して縫っているわけではありません。菱目打ちというもので縫い穴を開けていきます。開けた穴が縫い目になるので、少しの気も抜けません。場所によって合わせた革が3mm以上の厚みになる部分もあります。そういった部分は打ち込む角度にも気をつけなければいけません。熟練の技を試される工程です。
当ブランドは2本の針を使用して縛るように手で縫っていきます。ミシンと比較すると10倍ほど時間がかかるのではと思います。しかしミシンでは扱えない非常に丈夫な太い糸を扱うことができ、また部分によってテンションを変えることができます。糸には蜜蝋を塗りこんでいるため、滑りにくくするのはもちろん乾燥からも防いでくれます。
コバというのは革の端の切り口の部分をいいます。当ブランドの処理はこのコバをやすりをかけては磨き、幾度も幾度もひたすら磨きます。そうするとツヤが生まれ、1枚の革のようになり、強度も増します。このコバの処理の利点は、その後何年経っても磨き直せるところです。
大まかな革制作の工程をご紹介いたしました。
どのように形になっていくのかを少しでも知っていただき、ハンドメイドの素晴らしさ感じていただけたら幸いです。